SSブログ

不存在の耐えられる重さ [法の下の平等]

先回の「Nonentity Youth」というのは、「つまらない若者」のことであるが、今回は思い話題である。
ぼちぼち顕在化するニュースかと思っていたが、やっぱりでてきた。足立区で最高齢のはずの加藤さん(生きてたら111歳)が実はもうとっくに亡くなって30年ほど経っていた、という話しである。今回は息子が本人になりすましたわけではなく、即身成仏として放置されていたのではあるが、そのことも重大な問題ではあるが、「生きているものとして」家族が年金をネコババしていた事実も更に重大問題である。とあるテレビ番組で言っていたことなのだが、本人になりすまして年金を不正受給するケースは、長寿国日本において出るべくして出てくるだろうということであった。しかしまぁ、そんな仏さんとひとつ屋根の下で生活し続けていたというのは異常極まりない。どんな宗教上の理念に基づいているのかは知れないけれども、現代人としては、死人とともに寝食するのは葬式くらいのことであろうと思われるのだが、それが常態化してしまうという感覚の麻痺は、ただただ気味が悪い、気色悪い。まぁ、こういうことこそ、不遜であり不尊なのであろう。そして続報としてこういったなりすまし、名ばかり高齢者は潜在しているということである。まぁ、それにしても足立区というお役所はお役所である。もっともらしい言い訳をタブロイドに書かれてしまっているのだが(まぁ、そうコメントすることを見越して書いているのであろうが)、住民票上のことでならば、今回は死んでた場合なのだが、じゃ、ママが出生届け出さないママだったらどうするのか。東京都の区は特別区という行政区分で、市町村と同じレベルでの行政を取り仕切る。区長は、まぁ、市長並みの権限をもっているわけなのだ。まぁ、ここで行政の懈怠を云々しても始まらないのだけど、足立区民で、要は税金で高齢者事業給付金なんか賄われているはずなので、いわゆる住民訴訟なりで、担当職員の業務差し止め(要は異動させろ願)と不正支出(ほんとは不正受給なんだろうけど)による損害賠償(国家賠償に匹敵するものね)を提起してもらいたいものだ。けど、思い出してしまった。そういえば、サイコは〇〇県警相手に違反の不存在を提起する訴訟をするはずだったんだ。うーん、まぁ、だから訴訟はハードルが高いとして、足立区の市民団体あたりは監査請求くらいはしてもらいたいものだ。それと、30年も発覚しなかったことから押して、50年くらい前であれば、ご近所の〇〇さんどうなった、なんてことからすぐその健在は顕在することと思われるのであるが、地域との密接性が変にプライバシー保護という形で隔離されてしまっているから、今回のようにずるずる見つからない事態になってしまうのだろう。それこそ戦時下の隣組みたいな共同監視体制を引けと言うわけではないが、ご老人に対してだけでなく、出生届出してたとしても幼児の虐待やそれこそ放置、なんていうこともありうるわけであるから、地域住民の安念のためにも机上の事務を超えた現場協力体制みたいなのも各自治体には必要になってきているのではないだろうか。それと、最後に、報知以下各メディアよ、率直に今回の件についての都知事の見解を取って来い!

まぁ、次は存在を賭けたのであるが、「労働の組織化」にあって、資本をいかに活用するかの戦略のなかで消えていく存在である。まず、三洋電機は能天気に、「お米からパン」を作るホームベーカリーGOPANを開発した。しかし、こんな画期的なものが、後半年で「SANYO」ブランドとしては販売されなくなるのである。一昨日、パナソニックは、子会社である三洋電機を完全子会社化することを発表した。これによって、来年度からは全てパナソニックというブランドになってしまうわけである。まぁ、こうなるとこの「ライスブレッドクッカー」を「SANYO」ブランドとしてのプレミア付きで買うのには、10/8に家電量販店に並ぶか、ネットショップで買い占めて、オークションで売り飛ばす、ということになろうか。まぁ、そんな余談はさておき、パナソニックは9000億円かけてTOBするということなのだけれど、その調達コストの半分を株式の増資で賄うため、先読み筋によってパナソニックの29日の株価は暴落であった。反転、30日は+65の1142円で引けている。今回、順張りで売っていたサイコはまたもや大負けである(*´д`)=з まぁ、長い目でみれば、「SANYO」の宣伝広告費は当然浮くわけであるし、と言っても05年の数値なのだが宣伝広告費は約150億円なので、まぁ、親会社にとっては微々たるものか。でも、「SANYO」の去年度の経常損益が300億円くらいだとすると、半分ほどに損を圧縮できるような計算であるから、それだけでも子会社としては助かるような感じである。まぁ、それと三洋の市場シェアをゼロ化して、そこに統一パナソニックというブランド戦略を仕掛けるわけでもあるから、市場占有率アップ=経常利益増ではないにしても多少の寄与は期待できるということか。まぁ、後は、資産の切り売りで9000億円をチャラにしようということだろう。それでも軒並み、格付け会社による社債のランクは下げられていたりするのに、日経平均も下げていたのに昨日は大幅反発である。わからん。まぁ、兎に角、「SANYO」ブランドは家電売り場から消えてなくなるわけである。まぁ、三洋電機といえばエネループで息を吹き返したかにみえたのであるが、パナソニック傘下に入って、結局美味しいところを持ってかれたことになる結果のように思う。まぁ、上述の「ゴパン」なんてのはほんとに最後っぺ的な粋を感じてしまうので、ついつい最初に紹介してしまったのであるが、企業の生き残りというのも実際厳しいということである。うーん、いやおぼろげに不安の雲を思い描いてしまっているのであるが、景気のてこ入れをなんとかして欲しいものである。しかし、国会は空転するのか? 何か新しい充電方法を編み出して欲しいね。

そして、この夏消え行くものがもうひとつある。菅内閣か、社民党か、はたまた自民党か、という高度な次元ではない。あの日清ラ王である。サイコも発売当初は、よく食したものである。生タイプの麺というところがこだわりとしてあったのだが、まぁ、普通のカップ麺の2倍くらいのお値段なので、スーパーで買い物するようになって、安売りしているカップ麺を買い溜めするようになってから、食指が遠のいた感である。それこそここ5、6年はカップ麺自体を食べなくなってもきているのであるが。そのラ王追湯(ツイートウ)式典が8月半ばまで行われるらしい。まぁ、タブロイドの最後の記述は粋である。「ラオウ(ラ王)が死して、悟飯(ごはん)が生まれる」なのだが、ごはん、とはカップヌードルごはんである。まぁ、レンジでチン商品であるが、時代とともに手軽さプラス味も進化するということなのか。

そして、双璧のタブロイドの雄のもう一方が論じるところ、今衆院を解散して選挙してもやはり自民党は勝てない、ということらしい。誤判(ごはん)か、と思ったのだがかなり説得力はある。先の参院選挙で自民党は大勝したわけではないということである。まぁ、民主党の退廃であっただけなのか。衆院選になるといわゆる小選挙区制なので、リテールで自民はせり勝てないということなのだろう。うーん、消え行くのは自民の運命なのか。まぁ、菅内閣の方が先に消え行く可能性は高いような感である。それこそ読売新聞の誘惑に乗せられて、衆院解散なんてのはやらないとは思う。来年は統一地方選挙も控えているわけであるし。ただ、小選挙区とは若干ズレはあるとしても、統一地方選挙の自治体ごとの選挙地区において、読売の仮説が正しければ、地方も民主党の躍進という結果になるのであろうか。まぁ、市町村長や自治体の議会議員などはそうなり得るとしても、知事選においてはどうなのだろうか。まぁ、現職強しということであれば、そうそう民主党が切り崩せるというものでもないのではなかろうか。知事選に限れば、先の参院選の結果は非常に参考となるところかと思われる。まぁ、いずれにしても今から米(兵糧)を蓄えておくことが肝心なのか。




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

Nonentity Youth潜在の耐えられる重さ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。